2017/06/11

野原の捕虫紙

和泉市で、花が終わったセイヨウヒキヨモギを観察していると、茎の腺毛にたくさん付着している虫が気になった。
なにか面白い微小甲虫がついていそうだったので、2~3本ほど抜いて持ち帰り観察してみた。
クロバネキノコバエ科、アブラムシ科がたくさん付着していて、アザミウマ目も付着していたが、甲虫はムクゲキノコムシ科だけしか見つけられなかった。

ええ虫は見つからなかったものの、思ってた以上にムシが捕まっていて面白かった。
地道に観察していれば、意外なムシに出会えるかもしれないって気がした。
捕虫器の用紙の代わりに・・・とかは無理やろね。


セイヨウヒキヨモギは半寄生植物らしく、抜いてきた株はメリケンカルカヤのなれの果てみたいな枯草と根が絡みあっていた。



根っこのあたりを水洗いしてみると、吸根 haustoria と思われるものを観察できた。




花が満開だったころのセイヨウヒキヨモギ。

アフリカあたりでは、こいつの親戚筋のストライガとかいうやつが、とんでもなく悪行の限りをつくしているらしい。